冥府

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続・越佐健児の石碑(いしぶみ)---軍旗奉焼之碑建立記念---

目次


  • 第一部 軍旗に寄せて

  • 一、軍旗に寄せて(長谷川栄作)…1
    (付一)新発田歩兵第十六連隊軍旗保管伝承記…1
    (付二)旧歩兵第十六連隊軍旗三題…2
     写真・・明治十七年、宮中にて拝受、栄光の軍旗…2
     歩兵第十六連隊軍歌…3
    写真・・中国大陸及び南冥の果てへ征く歴戦の軍旗…3
    写真・・鉾を収めて---新潟県護国神社に掲額 修復軍旗…5


  • 第二部 新発田西公園所在の石碑・塔群


  • 二、新発田西公園所在の石碑・塔群…7
    第一号 越佐招魂碑…7
    余滴・・日・清戦役美談
      「死んでもラッパをはなさなかった」…7
    (参考文)「文芸しばた第三十六号 寄稿文より」
     越佐招魂碑、考---明治初期の新発田人の心---(畑山秀三)…8
    (付)新発田人の心を刻んだ碑文及び添歌…10
  • 第二号 日露戦没忠霊塔…10

  • 余滴・・戦友
    第三号 シベリア出兵戦没者残骨灰埋葬地…12
    余滴・・「シベリア出兵とは」
    第四号 合同慰霊塔(日・中事変)…13
    余滴・・麦と兵隊…13
  • 第五号 ガダルカナル島戦記念碑…14

  • 余滴・・「ソロモンの墓標」ガ島戦とは(堤徳一著)より…14
    第六号 ビルマ戦慰霊平和塔(通称パゴダの塔)…15
    余滴・・終戦の詔書…15
    第七号 (新設)歩兵第十六連隊軍旗奉焼の碑…17
    余滴 鎮魂歌二題 ・国の鎮め・足曳き…17
    (参考文)仙台第二師団
      新発田歩兵第十六連隊顛末記(長谷川栄作)…18


  • 第三部 再生戦碑保存会の記録

  • 三、再生戦碑保存会の記録…23
    (一) 保存会の経緯…23
    (一) 再生・保存会の会則及び事業展開の要旨…23
    (別表) 会員名簿…24
    (付)作業記録 新設「軍旗奉焼の碑」建立作業記録…25
    写真・・軍歌、十六連隊歌”東ニ高キ飯豊山”
          兵士等しく仰ぎ見た山系の原野より発掘。…25
    (付)所要経費…26
    (三)発会式及び連絡会…26
    写真・・発会式・第二回連絡会議・第三回連絡会議…27
    (一) 除幕式及び完結式…28
    (付表一)案内文…28
    (付表ニ)式辞…29
    写真…29


  • 第四部 さむらい達の片言集(アイウエオ順)

  • 再生保存会の一員としての感慨 (秋山 祐作)…31
    太平洋戦争を顧みて      (小川 利行)…32
    招魂社 思いつくまま     (池田 壽也)…35
  • 終戦の地に思いを寄せて    (島津 憲一)…37
  • 国敗れて山河あり       (長谷川栄作)…39
    我が思い           (長谷川良作)…40
  • 戦中派の私の人間力の芯について(畑山 秀三)…42
  • 振武台での思い出       (藤原 晴和)…43

    あとがき




    はしがき

    平成三年に、新発田市西公園内に建立されている、数々の戦没者慰霊塔・碑の建造物の維持・管理を行い、郷土の越佐健児の歴史的な発祥の地として有形・無形の精神文化財として、思想や信条を超えて末永く後世に伝承するために、当時戦いに関わった戦友会や団体を糾合して「慰霊塔・碑保存会」を設立する。

    その後、戦後五十年の節目に当たり、「平和記念」および「戦没者慰霊追悼」のために、納骨堂に大灯籠二基を献灯しその他記念事業を推進して今日まで推移してきました。

    時流れ、戦後六十余年を経た今日、明治・大正・昭和初期に建立された各戦役・事変とくに今次大戦に建立された諸建造物の風化・疲労による損傷も目立つようになり、先に結成された「保存会」の各団体も高齢化にともない実体が失われる状況に至りました。

    また国内外の急速な変化とくに、国内の政治情勢の激変、社会構造の変化による世代間の意識のズレも極めて顕著となり、戦中世代として今に生きる責任として、「保存会」設立の趣旨を改めて見直し、ここ再生「保存会」を立ち上げ、平和公園及び慰霊顕彰施設として、将来にわたり良好な保存を維持することを目的とする。

    この目的を達成するために、努めて現状の景観を維持し、修理・補修するほか、新たにビルマ戦を最後とする「軍旗奉焼之碑」を設置し、市の観光ゾーンとする城址公園、将来移設される白壁記念館に連接する平和祈念・公園として絶え得る地域になれば幸いとする次第であります。

        平成二十二年十一月三日
           実行委員代表 畑山 秀三


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